深見冨紗子　小屏風展

2012年2月16日（木）〜2月25日（土）　日・月休廊
午前11時〜午後6時　　最終日は午後4時まで
「酉福ギャラリー」　東京都港区南青山2-6-12　アヌシー青山1F　　TEL：03-5411-2900
http://www.yufuku.net

かつて三河湾から信州へ塩を運ぶ拠点として栄えた足助（あすけ）町。 江戸時代の古き良き町並みが今なお残る。 その旧道の真ん中に、まことに不思議な本屋が店を構える。 150年以上前の蔵中を利用した深見冨紗子さんの「マンリン書店」だ。 そう、深見さんは本屋さんである。されど、ただの本屋さんではない。 草木染、版木染め、そして漆芸を駆使した紙芸で多くの受賞歴を誇る屏風作家でもあるのだ。 本来、風炉先（ふろさき）屏風は茶の湯の結界としての道具に過ぎなかった。 しかし深見さんの手に掛かれば、現代の空間も変える力を持つようになる。書店同様、深見屏風も一間の価値有り。