妙花風(みょうかふう)とは
室町時代、偉大な能作家にして能役者である世阿弥によって示された
芸事の深さの段階のひとつです
能の世界では、演技によって人の心を動かすものを「花」と言います
いつでも咲かせることの出来る芸境を「正花風」
その奥には、表面の美しさを消し去った「閑花風」
どんな変ったスタイルでも表現できる「寵深花風」などがあり
「妙花風」はさらにその最奥の段階で
“どこがいいとも指摘できぬ、言語を超えた、えも言われぬ美しさをを示す芸境”
とあります
「和の草花」 癒しの野草盆栽(江坂正子著)より .
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